初ブルベを走ってきたよ(中編)

Category : ブルベ
さてさて、初ブルベレポの続編です。それでは、始まり~。

前編はコチラ→「初ブルベを走ってきたよ(前編)」


スタート地点のあざみ野から4時間半。今回のブルベの最高標高地点である山伏トンネルを通過する。ここまで

来れば今回のブルベ、半分終わったも同然。自分の中で勝利を予感した瞬間であった。復路は多少の上り返し

があるものの、往路ほどの辛さもなく、人としての帰巣本能がペダルを回す力を与えてくれるだろう。そう

思っていた。山中湖よりも先に行ったことのない僕はそう「思うことしかできなかった」のだ。


山伏トンネルを抜けると山中湖までは下り坂。今まで散々と登坂してきたが、ここからはマイウェイ!

下りだぜぇぇっと!

トンネルの出口付近で先ほど僕をパスした方がウィンドブレーカーを着始めていた。登りで熱くなった身体を

下りで急激に冷やさないためだ。気温は10℃前後であったけれど、やはりそれなりの斜度の坂を長時間

登っていれば当然汗をかく。汗を冷やさない為にも防寒対策は重要だ。身体が冷えると人のパフォーマンスは

低下する。場合によってはお腹の急降下なんてこともあり得る。せっかく休憩時間を削るなどして稼いだ

アドバンテージを、トイレタイムで消費するなんて勿体ない。念には念を。

ところが、僕はそんな彼を見て「お先に行きまーす」と声を掛け、ノンストップで下り坂を進む。そう、僕は

既に冬用装備で走っていたのだ。


ここまで説明しなかったけれど、この日の僕のウェアは、ロンググローブ(春秋用)にインナーグローブ、

パールイズミの裏起毛アンダーウェア、同じくパールイズミのウィンドブレイクジャケット、スキンズのコンプ

レッションパンツ(ロング)、サイト―インポートウィンドブレークパンツの構成だ。シューズカバーは装着

していない。3月の道志みちは、年によっては積雪もあるという話だったが、天気予報やら山中湖周辺の映像を

配信しているサイト(こんなコアなサイトがあるのね!)などから予想気温を導き出し、最悪雨が降ることも

視野に入れてこの装備になった。暑いんだか寒いんだか分からないウェアチョイスだが、結果これがバッチリ

はまったのだ。登りではジャケット前面のジップを大きく開けて風を入れ、下りでは首元まで閉めて防風。

何の問題もなかった。周りの参加者は比較的薄着の方が多かったイメージで、途中で羽織ったであろう薄手の

ウィンドブレーカーをバタつかせながら走っている方を沢山見たような気がする。


山伏トンネルを過ぎると、それこそあっという間に山中湖手前の平野交差点に出る。あれだけ長い坂を登っても

下り坂はほんのちょっとである。人生もそうであったらいいのに・・・。

そこで信号待ちをしていると、先ほどトンネル出口で見かけた方に追いつかれた。「坂キツかったですねー」

「でも、もうこれで終わったようなもんですから」的な話をしつつ、お互いブルベ初参加であることが分かる。

そして、お互いに今回のブルベの為にコースの一部を試走していた。あー、きっとこの人マメな人なんだろうなー

とちょっとシンパシー。ちょうどペースも同じくらいだったので、山中湖畔を先頭交代しながら走ることになった。

DSCF1301_20130325091618.jpg

「写真を撮りたいんで」と駐車場に入られたので、「撮りましょうか?」と声を掛け僕も駐車場へ。そして

ちゃっかり僕も撮ってもらう(笑)それにしても反射ベストが似合っ(以下略)。


山中湖畔を半周弱したところに明神交差点があり、そこから河口湖に向けてR138を走る。PC2まで

10km程度の道だが、これが結構な下り坂だった。明神交差点で連結したトレインに乗って下りを走った

のだが、ずっと30km/hオーバーのペース。下り+追い風だったのか、ほとんどペダルを回すことはなかった。

ただ、工事中だったこともあるかと思うが、忍野八海付近のR138は道が悪い。舗装が良くないと言った方が

正確だろうか。なんとも走りにくかった印象が残っている。今後この道を使うブルベにも参加予定なので、

このことは良く覚えておこうと思う。


午前11時25分。PC2、ローソン河口湖バイパス店到着。

何だか、やっと着いた気分。というのも、明神交差点からこのPC2に指定されているローソン(バイパス店)

までの間に、ローソンが3店舗くらいあるのだ。ローソンが見える度に、ここがPCか?!と期待しては

裏切られの繰り返しで、もう精神攻撃がハンパじゃないの。


DSCF1302.jpg

ここでもマトケンさんは僕の到着から5分もしない内に登場。富士山全体が入るようにちょっと屈んでおります。

それにしても反射ベストが(以下略)。


大体の人がこのコンビニで昼食を取るようだ。僕は、カルボナーラのパスタとコーラをチョイス。平時ならこの

組み合わせは余りにジャンクなのであり得ないのだが、こういうときは取り敢えず高カロリーな物をという

実しやかに囁かれているブルベの通説に従ってみた。この他にアクエリ500ml、補給用にどら焼きとカロリー

メイトをゲット。

DSCF1303.jpg

山伏トンネル前で足がつりまくったとおっしゃるマトケンさん。しかし、写真撮影は率先して行うところが紳士たる

所以(笑)


PC2のクローズ時間は13時4分なので、この時点で足切りまで1時間40分の余裕がある。復路はこれまで

よりもアベレージスピードが上がることは確実なので、制限時間という課題はクリア出来そうだ。勝利の予感は

確信に変わった。


ここでもマトケンさんが「先に行って~」とおっしゃったので、「じゃあ次のPCで!」と言って先発する。

多分、次のPCでも直ぐに追いつかれるんだろうなーと思った。もちろん追いつかれたわけだけど。


さて、ここからが問題だった。PC2からしばらく単独走が続いた。しかも、向かい風の中で山中湖までの「登り」

を走らなければならなかった。この登りは斜度4~6%くらいの緩めの登りなのだが、山伏を越え、PCで

大休憩を取った後の脚にはかなり厳しいものだった。単独走は少し走った先の交差点で他のトレインに連結する

ことで終わりを迎えたが、前を引くマイメン達が一人、また一人と離脱していく。そして遂に僕が先頭を引く

ことになる。この向かい風ったら登り斜度以上に厄介だった。しかも道の舗装が悪く走りずらい。峠とは

違った辛さがそこにはあった。

しかし、僕はスライドするランドヌール達に手を振らなければならない。これはどういうことかと言うと、

今僕らとスライドする人たちはこれからPC2に向かう人。僕らは先行して走る人。向こうは山伏越えて疲れて

いる人。こっちは休憩終えて元気な人。という構図なので、僕らが「あとちょっとー」とか「頑張ってー」と

応援する側に回ることになるのだ。事実、僕もPC2へ向かう途中でスライドする先行者たちに声掛けを

してもらって大変心強かった。ならばいくら辛かろうと先行する者の使命として(そんな使命感に燃えて

声掛けをするものではないと思うが)なるべく余裕の表情でエールを送る。


そんな使命感が尽きようとしていたところで山中湖へ出る。明神の交差点で信号待ちをしていたトレインに

連結。これで少しは休まる。と思っていたら、この列車「急行」列車だった。結構強めに吹く横風をものとも

せず、30km/h弱のスピードで山中湖半のアップダウンをこなしていく。良く見ると反射ベストの下のジャージ

には「Paris-Brest-Paris」の文字が。ガチでしたか、本当にありがとうございます。

結果として道志みちに戻る平野交差点まで良いペースで走ることができた。このままこのトレインと一緒に

道志みちを下っても良かったのだが、ここで問題発生。花粉症である。ちょっと気を抜いて朝に薬を飲んで

来なかったせいで、PC2を過ぎてから鼻水がひどい。これはライドに集中できないと思い、信号待ちのときに

トップチューブバッグから薬を取りだし、ボトルのアクエリで飲み込む。効くまでに少し時間が掛かるだろう

けれど、僕はここでトレインを離脱した。コレ系の薬って眠くなるものが多いので、万が一下りで眠くなり、

それが原因で落車事故にでもなったら大変だ。ブルベは完全自己責任の遊び。他人に迷惑を掛けるようなことが

あってはならない。


DSCF1304_20130325091620.jpg

山伏トンネルから道志の道の駅まではあっという間だった。


下りは快調そのもの。これだけ長い距離に加えてワインディングもある道を下れる機会は滅多にない。すると、

タイヤやホイールの性能インプレをしたくなるのだが、ここでは割愛。後でじっくりとPRO3を褒めようと思う。


復路は基本下り坂なのだが、若干の登り返しがある。PC3に着く前の登り返しは本当に辛かった。往路では

どんなに辛くても精神衛生上インナーローは使わなかった。「まだリア1枚ある」という心のゆとりというか、

何というか。しかし、150km走った後の斜度10%程度の登り。ここはもう使ってもいいよね?と、虎の子の

インナーローにシフトチェンジしようと右手の中指と薬指に力を入れた。そして、その瞬間に気付いた。

「すでに最軽・・・だと!?」 byロングライダースVOL1.5

いつの間にかシフト数も数えずに走っていたとは。精神衛生も何もなく、これ以上軽いギアは残っておらず、

後は脚力が続く限りペダルを回すのみ。こういう追い込まれた状況って何だか燃える。2011年の鳥人間

コンテストの東北大学ウィンドノーツ的な?


午後2時5分。PC3、相模原津久井青野原セブンイレブン到着。(PC1と同所)

このPCのクローズが午後4時40分なので、2時間半以上の余裕を持って到着することができた。このPC

ではレッドブルのみを購入。実は道志みの下り区間はずーっとソロライドだったので、久しぶりに反射ベストに

囲まれて少し嬉しくなっていた。「反射ベスト見ると温かい気持ちになるんだよ」なんて、どこの誰が共感できる

ものなのだろうか?

ここでもマトケンさんが僕の到着5分後くらいに登場。これを世間では予定調和と呼ぶ。僕は赤牛ドーピングだけ

だったので、休憩もそこそこに出発。「ゴールで会いましょう!」とカッコイイことを言い残して最後のPCを

目指す。


長くなってしまったので、続きは続編で~(笑)次で最後にします。



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Comment

こんにちはです。
楽しい!楽しい!雰囲気伝わりますー!
続き楽しみです~(^_^)

>>GUTTIさん

ありがとうございます(=^0^=)

ちょっと体調を崩しておりまして、なかなか続きがアップ出来ません。文章は出来ているのであとは写真だけなのですが・・・。

気長にお待ちいただけらば光栄です♪

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プロフィール

セバス(SebasPSA)

Author:セバス(SebasPSA)
2012年10月、ロードデビューしました@Panasonic ORT15。
休日は尾根幹や多摩サイを中心にファンライドしています。
自転車ネタを中心に、書籍、音楽、デジタルライフ、お酒、料理の話など諸々。
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